きくらげビジネス商品説明販売と実績きくらげ事業導入の流れ

キクラゲ栽培事業化概要

ビジネス商材としてのきくらげの魅力

国内のきくらげ農家は418戸で売上推定が2,000万円、所得が400万円とのデータがあります。また、例として300坪で売上2,700万円、年間生産量45t、20%の所得として540万円となります。(あぐりマッチより)

今回の事業も同様の収益化が見込め、約6,000万円の売上で1,200-1,500万円の収益を期待できます。

これは廃校を始め空き倉庫など既存施設を利用する事の意味が大きく、水回り施設、事務所、雇用者の休憩所など多くのスペースを確保する事ができ、自然災害のリスクも少ないため、安定した生産で、安定収益が見込めます。また、長いスパンでは栽培施設のメンテナンス費用が少ないと考えておりトータルコストの削減も見込めます。

強み:きくらげの栄養価、特にビタミンDの含有量の多さが注目されています。先進国ではビタミンDの摂取が十分ではないとの報告があり、日本も足りていません。特に冬季には日光にあたる機会が減少するため、特に注意が必要です。

栽培の正しい方法を理解し、温度·湿度·CO2などを適切に保つことで栽培成功率は99%です。また、廃校を利用することで通年の栽培環境を保つ事ができます。

菌床から作るノウハウがあるので生産量が増えることで経費削減を進める策があります。

弱み:大きな設備投資が必要になる事業でイニシャルコストの用意が課題となります。栽培方法は露地栽培の農業よりは簡単で手間も少なく、高齢者や障害者でも対応可能と考えていますが、専門知識を持つ人材は極めて少ない状態です。

機会:高齢化が進み健康への意識が高まりを見せています。特に健康寿命の延伸が望まれます。転倒による寝たきりへのリスク、そこからの認知症へのリスクなど健康寿命を守るのは容易ではありません。この課題にはきくらげに含まれる栄養価で対応が可能です。また、国産無農薬栽培で安全な食材としてご提供できます。廃校や空き倉庫・事業再生を求める各種事業所の空きスペースを利用し、地域の高齢者がきくらげ栽培で軽作業を行うことで健康効果が高まり、健康寿命の延伸につながり、健康保険の削減も期待できます。

脅威:きくらげ栽培では、大資本の参入による価格競争になる可能性が否定できません。国内流通の90%以上を占める中国産は価格競争力があります。現在、国内生産では中国産に価格で対抗できるレベルではありません。世界情勢が不安定になりエネルギー価格の上昇につながり、値上げが続いています。きくらげの栽培・販売も影響を受ける事が否定できませんが、今求められる食の安心・安全や食料自給率の向上方針を強い味方に地産地消方の新しい農業として立ち向かえるチャンスでもあります。

国産きくらげの現状

3万トン弱の国内消費量(ほぼ中国産)のうち、国内自給率が数%程度の国産きくらげ栽培に注目し、完全無農薬きくらげの栽培と販売を行います。

日本で流通しているきくらげの多くは中国産の乾燥きくらげです。
食の安全安心が求められる中で国内産きくらげの需要が高まり生産量も年々増加しています。
参考:林野庁「令和元年特用林産物生産統計調査」

国産きくらげの生産量は増しているが、まだ、一般に流通している量はわずかで、ほとんどが店舗での消費に使われています。この現状から、一般のご家庭でも国産きくらげを楽しんでいただける流通網を確立するために十分な生産量を確保し、安定した価格で、いつでもご提供できる環境を目指します。

一般家庭には生きくらげ、乾燥きくらげをご提供すると共に、すぐにお使い頂ける冷凍食品や惣菜として加工品の提供も目指します。

きくらげの流通は、ほとんどが中国産となっているため、昨今の国際情勢で中国との貿易が止まると日本ではきくらげが食する事が出来ない事態になる可能性もあります。国産農産品を増加させる事が将来的な安心にもつながると考えています。

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