なぜ?今 きくらげを進めたいか・・・元オリンピアんが語る自己経験からの想い

長くアイスホッケーに関わり、17歳から毎年のように海外遠征に参加し、国際経験の豊富さを自慢出来る実績がある。が、同時に失敗の繰返しで敗北感と無力感が残る苦い経験でもある。初めての海外遠征は1982年、高校2年の時で、普段対戦する事のない相手との体格差やパワーの違いに戸惑いと、自分達のスピードやテクニックが通用する満足感を感じながら、結局は大切な試合で勝てない経験を繰り返した。それから年齢を重ね国際経験は増えたが、結果は変わらず、結局は勝てない経験だけが残った。現在ほど情報が取れる時代では無かったが、明らかに年齢と共に身体の大きさの格差が出て、パワーで負ける事が多くなって行った。

国内では結果を出して、今年こそは、と意気込んで国際大会に挑んでも結果は変わらない。国内のスタンダードと国際スタンダードが違うのが理解できたが、その溝をどう埋めるのか?何をすれば良いのか?この辺りの対策が出来ず、同じ事を繰り返すだけの国際大会が続く事になった。

選手を引退し、指導者となり、初めに考えたのが、技術の高いベテラン選手は国際大会には向かないということで、技術力は劣るが、体力があり最終戦までスケートができる選手が必要だという事だ。そのためには年齢が若く、身体能力が高く、出来るだけサイズの大きな選手が有利と考え、選手選考に挑んだ。選考する選手の絶対数は限られ、その中から代表選手選考と、次の時代を考え対象選手の拡大に取り組んだ。

そこでは、ジュニア期からの育成プランを作りアイスホッケー競技の必要なスキル・戦術の教育と共に生活習慣、特に食生活に対しては講習会も実施した。栄養バランス、年齢毎に必要な栄養とカロリーなどを身につけ、とにかく体格差のハンディを小さくしたいと考えた。

人種や文化、習慣の違いがあるのだろうが、余り筋トレをしていないアングロサクソン系の選手でも日本人の選手ではパワーで敵わないと実感した。

出来ることは何でもやると思っても、情報を集め整理し、目標を決める事は容易ではなかった。結局は自身の経験から振り返り必要と思えるものを実行するに留まった。

きくらげへの想い

スポーツ選手は1日ではならず!どこかで聞いたような言い回しになったが、幼少期から適切な身体作りはスポーツのみならず、社会生活を長く営むためには必要な事である。しかし、十分な栄養バランスが取れない食生活が続けば、必ず後からツケが来る。

私が、きくらげと出会ったのは2018年で、太陽光パネルの下で栽培する様子を見て不思議な農業だと感じる程度だった。昨年になりマイナー競技のプロチームの経営危機を幾度となく聞かされ、何か対策が出来ないかと考えたていた。そこで再び、きくらげが浮上してきた。

事業としての収益性あり、栄養価の高さ、栽培方法(菌床栽培)の手軽さを知り、露地栽培での農業とは違う、入りやすさがある。もちろん素人が「見よう、見まね」で出来る事ではないが、適切な栽培方法を実施することで99%の収穫率がある。

きくらげは栄養価が素晴らしく、ビタミンD含有率が食品ではNo1と言われている。これによりカルシウム吸収を助け、丈夫な骨格を作り維持する事ができる。食物繊維、ミネラル、鉄、亜鉛も含まれ健康効果、免疫力の向上に加え、美容効果も期待できる。また、高血圧などの生活習慣病にも好影響があると言われている。

私が注目したのはビタミンDで骨の強化だ。先進国ではビタミンD不足は深刻で、日本でも同様な課題を抱えている。通常は日光の紫外線を20分から30分浴びれば体内でビタミンDが生成されると言われているが、時期により日照時間が変化し、夏は暑すぎて太陽の下でいると熱中症のリスクがあり、秋から冬は服装で皮膚が日光を浴びる面積と時間は限定的となる。

そこで食品からのビタミンD摂取が期待される。魚やキノコ類に含まれているが、十分な量を摂取するために食品類でビタミンD含有量トップの「きくらげ」の出番となる。

きくらげを摂取し続ける事で、骨粗鬆症、幼少期のビタミンD摂取不足で起きる、くる病など骨に関する病を防ぐ事はもちろんだが、アスリートの立場で考えると、アングロサクソン系の力強い身体つきの元にある骨の強さ(太さ)を手に入れる事ができるのではないかと仮定している。

幼少期からきくらげを食し、ビタミンD摂取を意識する事で身体の基礎的な強さを手に入れる事ができると考えている。他の栄養素と共にバランスの良い食事習慣を身につける事で、長い目で見ると「100歳寿命」と言われる寿命の延伸に対し、健康寿命の延伸も期待できる。

人の体は食事を含めサプリメントなど、体に入れたもので出来ている。1日の回数が限られている食事で、どの栄養を摂取するかは重要な将来投資となる。

ラグビー、女子バスケなど大きな大会で結果を出しているチームは厳しい練習で戦術を身につけると共に基礎体力の向上を行なっている。この基礎体力の部分を成長過程で海外のトップ選手と同等か、上回るレベルにするために適切な栄養摂取とトレーニングメニューをこなす事で、トップ選手になった時にスキルや戦術に時間を割く事が出来れば一段の高みにたどり着く事が期待できる。

そのためには、家族、特に母親のサポート、栄養知識が欠かせない。(母親が食事を作る前提ではいけないと思うが、一般論として分かりやすく母親とした)家族みんなが健康な身体とメンタルを維持するためには食事から取る栄養に注意したい。

成長過程のアスリートは目の前のトレーニングや試合で頭が一杯になり、自分の身体作りに気を配る事が疎かになりがちで、言われるままに食べている印象が強い。本来ならば小学生高学年頃から自分の栄養に関心を持ち、自分で食べる物の選択をする知識を持ってもらいたい。そのためにも家族のサポートは欠かせない。

競技ではトップに登りつめるのは一握りだが、それまでの過程で身に付けた知識は一般生活でも有用で、どのアスリートも健康寿命の延伸に効果がある生活習慣を身に付けるチャンスが有る。その、一助となる食材として「きくらげ」をご提供し、アスリートの引退後も健康に生活する基礎体力の維持に貢献したい。

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