きくらげの栄養についてご紹介します。
きくらげ(生)、きくらげ(乾燥)、白きくらげ(乾燥)を比べてみましょう。
きくらげ100gあたりのカロリー、たんぱく質、脂質、炭水化物
要素/種類 | 生100gあたり | 乾燥100gあたり | 白きくらげ乾燥100gあたり |
カロリー | 14kcal | 184kcal | 170kcal |
タンパク質 | 0.7g | 6.9g | 4.9g |
脂質 | 0.1g | 0.7g | 0.7g |
炭水化物 | 5.4g | 77.0g | 74.5g |
※きくらげ(乾燥)は白きくらげ(乾燥)と比べてカロリー、炭水化物、たんぱく質が多く、脂質は同じです。
きくらげ100gあたりに含まれるカリウム
要素/種類 | 生100gあたり | 乾燥100gあたり | 白きくらげ乾燥100gあたり |
カリウム | 59mg | 630mg | 1400mg |
※白きくらげ(乾燥)に最も多くカリウムが含まれています。
カリウムは人体に必要なミネラルの一種で、体内の浸透圧が一定に保たれるように調節する働きをしています。
体内のナトリウムの排出を促進する作用があるため、塩分をとりすぎたときに調節してくれます。
きくらげ100gあたりに含まれるビタミンD
要素/種類 | 生100gあたり | 乾燥100gあたり | 白きくらげ乾燥100gあたり |
ビタミンD | 0.1μg | 130.0μg | 15.0μg |
※きくらげ(乾燥)に最も多くビタミンDが含まれています。
ビタミンDは、カルシウムの吸収促進や骨の成長促進などに欠かせない栄養素で、健康な骨や歯を維持するために必要な脂溶性ビタミンのひとつです。
また、ビタミンDには免疫機能を調整する働きがあります。体内にウイルスや細菌などが侵入してきたときに、過剰な免疫反応を抑制して必要な免疫機能を促進することがわかっています。
ビタミンDは脂溶性ビタミンなので、脂質を含む動物性食品から摂取したほうが吸収されやすいという特徴がありますが、キクラゲなどのきのこ類でも、炒め物や揚げ物などの油を使った調理法で摂取することでビタミンDの吸収率を上げることができます。
食物繊維きくらげ100gあたりに含まれる食物繊維
要素/種類 | 生100gあたり | 乾燥100gあたり | 白きくらげ乾燥100gあたり |
食物繊維 | 5.6g | 79.5g | 68.7g |
※きくらげ(乾燥)に最も多く食物繊維が含まれています。
食物繊維とは、食べ物の中に含まれており、人の消化酵素では消化することのできない栄養素です。
整腸作用など身体の中での重要な働きが注目されたことから、「第6の栄養素」ともいわれています。
※きくらげは、あらきくらげの栄養価を算出しております
【出典】
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)
【参考】
・厚生労働省e-ヘルスネット「カリウム」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-016.html
・厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』「ビタミンD」
https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/10.html
・厚生労働省e-ヘルスネット「食物繊維」
https:/ / www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-016.html